■フッ素の説明
(1)フッ素ってなぁーに?
(2)安全性について
(3)毒性について
フッ素のむし歯予防の作用機序
フッ化物の応用方法
フッ化物のむし歯予防効果
■フッ化物洗口法について
フッ化物洗口法とは何か
フッ化物洗口法のう蝕予防効果
フッ化物洗口法の必要性
■フッ化物洗口法の実施法
(1)フッ化物洗口の手順
(2)フッ化物洗口法の対象
(3)実施上の注意点

フッ化物洗口法のQ&A
フッ素は、なぜむし歯を予防することができるのでしょうか? フッ素の効果は次の3つです。
(1)再石灰化の促進
テレビCMでおなじみの再石灰化。歯は、むし歯菌が出す酸による脱灰によって歯の表面が溶かされ、むし歯になります。しかし、唾液や歯垢にフッ素があると、その溶かされた歯の表面は再び修復されて、もとの健康な歯を取り戻すことができます。フッ素はその再石灰化作用を速め、強化する働きがあります。
(2)歯の質の強化
フッ素が歯に作用すると、歯の表面のエナメル質の結晶が安定し、むし歯菌の出す酸に対する抵抗力を強めます。
(3)むし歯菌の酵素抑制
フッ素はむし歯菌が酸をつくるのに必要とする酵素に作用して、その働きを妨げます。
フッ素によるむし歯予防効果は、フッ素の応用方法によって異なります。水道水フッ化物濃度適正化(水道水フッ素化)やフッ化物洗口法(フッ素洗口)は、予防率が50〜60%と高く、大きなむし歯予防の効果を期待することができます。50%の予防率というのは、むし歯を半分に減らす効果があるということです。
大分県歯科医師会「フッ素がいいのは『なしか』」より(改)
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