■フッ素の説明
(1)フッ素ってなぁーに?
(2)安全性について
(3)毒性について
フッ素のむし歯予防の作用機序
フッ化物の応用方法
フッ化物のむし歯予防効果
■フッ化物洗口法について
フッ化物洗口法とは何か
フッ化物洗口法のう蝕予防効果
フッ化物洗口法の必要性
■フッ化物洗口法の実施法
(1)フッ化物洗口の手順
(2)フッ化物洗口法の対象
(3)実施上の注意点

フッ化物洗口法のQ&A
(1)薬剤の管理
調剤者によって計量された1週間分のフッ化ナトリウムの入った広口ビンは、鍵のかかる戸棚か金庫等に保管し、管理を確実に行って下さい。オラブリス、ミラノールの袋も、同様に保管・管理を確実に行って下さい。
(2)洗口液の保管
1.週1回の場合は、洗口が終わったらポリタンクに残った洗口液を全部捨てて下さい。
2.週5回法で1週間分をまとめて作る場合は、保管が必要です。なるべく直射日光の当たらない場所
  に保管し、週末にはポリタンクに残った洗口液を全部捨てて下さい。
(3)実施時間
洗口後30分は飲食は望ましくありません。それが徹底できる時間帯に行って下さい。通常、学校では授業の間の休憩時間に、園では昼寝の直前に実施しているようです。洗口に要する時間は、洗口液の分注から器具の片付けまで約15分です。
(4)洗口が上手にできない人について
幼稚園・保育園で、洗口が上手にできない人には、1週間ぐらい真水で練習させると良いでしょう。
(5)希望しない人への配慮
フッ化物洗口を希望しない人には、真水で洗口させる配慮が必要です。
(6)誤って飲み込んだ場合
1回分の洗口液を誤って飲み込んだ場合、毒性については全く問題ありません。 万一、広口ビンに入ったフッ化ナトリウムの粉末、あるいはミラノール、オラブリスの粉末を袋ごと誤飲した場合、直ちに医師に連絡して下さい。緊急処置として、直ちに吐き出させ、牛乳などカルシウムを与える事が有効です。この理由は、フッ素をフッ化カルシウムにして不溶化するねらいがあります。
(7)祝日、行事により実施できなかった場合
できるだけ、代替日を設けて下さい。週1回法の場合、年間実施回数が40回程度ですから実施回数が減ると予防効果に影響が出ます。
●フッ化物洗口を継続していくためには
長期間実施していると、教諭、生徒、保護者が替わり洗口の意義、必要性が充分に理解されず、洗口 が正しく行われないケースが出てきます。正しく行われるためには、以下の事が必要です。
(1)新しい教諭に対してフッ化物洗口法の説明会を開催する。
(2)新入生の保護者を対象にした説明会を開催する。
(3)フッ化物洗口による成果を定期的に、教諭、生徒、保護者に伝える。
福井県歯科医師会「歯科健康教室の達人」より
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