歯科治療の進め方



治療方法

治療内容

利点

欠点

当診療所での対応


トレーニング

歯科治療への受け入れが難しい場合に、急いで治療しなくてもいいと判断された時にまず選択する。

絵カードや動画を用いるなど様々な行動調整法から患者さんに適した方法を探り、スタッフとの信頼関係を構築しながら、歯科に対する不安や恐怖心を少しずつ取り除き、治療をすすめる方法。


・特別な器具や機材を必要としないため、どのような場面でも使える

・目的達成まで時間がかかる場合がある

・痛みがある等の緊急時には不向き

・ご家庭での協力が必要



身体抑制法

急いで治療しなければいけない歯があるが、治療に対しての受け入れが得られない場合や著しい不随意運動などがある場合で、治療時に危険が伴い、抑制することでその危険が避けられる場合に選択する。

体の動きをコントロールするため,ネットやレストレーナーを用いる。


・不意な体動による治療中の事故を防ぐことができる


・完全な抑制は無理

・十分な歯科治療ができるとは限らない


笑気吸入鎮静法

笑気ガス(亜鉛化窒素ガス)を鼻から吸引しておこなう鎮静法。

・不協力な患者や小児に有効である

・鎮痛、鎮静作用ともに効果が不確実

静脈内鎮静法

点滴によって腕の静脈から鎮静薬を注入しておこなう鎮静法。

・安全にそしてなるべく効率的に、苦痛やストレスにならないように行える

・許容範囲内での用量では効果が発現しない方もいる

(現在1月に1症例)

全身麻酔法

ほかの方法では歯科治療に協力が得られず、危険や困難を伴う場 合、あるいは病気や障害によって治療を受けること自体が危険あるいは困難な場合などに選択する。

・効率よく多数歯の治療が同時に行える

・安全である

・入院が必要な場合がある

・諸検査が必要


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(近隣施設に紹介)

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